アメリカで医療改革法が成立し、国民皆保険となることが決まった。
暴動が起きる程の改革である。
日本では、高齢化により、年々財政が悪化。
昨今、後期高齢者医療制度を導入したのは記憶に新しい。
後期高齢者医療制度は、高齢者にも一定の負担を!という考えがあったが、この考えは後退している。
ことの良し悪しはここでは避けよう。ただ、日本の健康保険負担は年々増えるのが決定的である。
日本の行く末を考えるためにも、アメリカの医療保険制度を理解するのも必要ではないだろうか。
今までアメリカでは無保険者が人口の15%にあたる4600万人いた。
アメリカの今までの制度では、貧困層は公的保険に入れるが、それを超えた中間層で会社にいない人は殆ど無保険であった。
また、会社に在籍している人も、病気を患い失業したら、保険制度に加入できないこともあった。
そう、アメリカの医療保険は、日本の民間保険に近い仕組みなのだ。
既往症があるので入れません!ということが起こりうるのだ。
また、年間の世帯総保険料は80万円程度、月にすると7万円近く払っているのである。
アメリカの1人当り医療費は日本の2.7倍にもなっているのだから、それもうなづける。
如何だろうか。日本と比べると、なにかと高い印象があるのではないだろうか。
この国が、国民皆保険、つまり、日本が行っている仕組みの方向へ舵をきる。
選挙の問題があるのだろうが、行き過ぎた資本主義からの転換、医療保険改革にも現れているように思う。
日本の方向に舵を切ると言ったが、日本以上に厳しくなりそうなのが罰金である。
2014年には、医療保険を提供していない従業員1人当たり最高2000ドルの罰金が課される(従業員50人以上の企業のみ)。
個人に医療保険への義務的加入を求める条項も2014年に罰金が発動する。
これらの改革が、企業、個人にとってプラスに働くか、マイナスに働くか。
私はプラスに働くと思っているが、今の時点で断定はできない。
アメリカの医療改革を対岸の火事としてでなく、日本の行く末を考える上でも、その行方を見守りたい。
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